駆け出しのエンジニアが大手SIerに入って思うこと

こんにちは。 大手SIer勤め2年目に突入した、おばばと申します。 今回、ブログを初めて投稿させていただくにあたり、まず自分の現状と思いを率直に書き記そうと思いました。

このままでは、何のスキルもないまま中高年に。

現在、大手SIerでお仕事をさせていただいているわけですが、率直に申し上げて、これは仕事をしていると言っていいのかと感じている今日この頃です。レガシーな技術をずっと使い続けているため、ほぼ全て手作業でデータの入力を行います。おそらく、もう少しモダンなソフトをちゃんと利用して、作業効率をアップさせれば私のやっている仕事はなくなります。しかし、レガシーなやり方を踏襲し続けているため、手作業でやるとものすごく時間がかかる作業が山積していて、その作業を私はシステムエンジニアという職種名で実施しています。

新人は雑用から入るのが当然だ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その場合少し年の離れた先輩社員はもう少しワクワクするようなお仕事を生き生きとされているはずです。しかし、そういったロールモデルとなるような社員さんは少なくとも身近にはおらず、直近の上司やその周辺の先輩社員方がされていることといえば、私のような新卒エンジニアが行っている、所謂雑用のような業務等を的確に振り分けるマネジメントです。

 

これらの仕事は時間ばかり多くかかります。また、例え暇であっても、何かスキルを学習できる機会があるかというとそうではありません。業務中はもちろん例え業務がどれだけ早く終わろうとも、業務に関わりのないことは一切許されませんから、データ入力のマニュアル資料をひたすら読むしかありません。おそらくここで真面目に仕事をやっていくと、汎用性のあるスキルが全く身についていない中高年になってしまうことでしょう。しかも、唯一身につけられそうなスキル等も、レガシーすぎるものだったり、汎用性の皆無なものばかりなので、最近は牢屋に閉じ込められてるような気持ちにさえなります。ものすごい閉塞感です。息苦しささえ感じます。

自分なりに行動を起こしてみた

自分の将来を考えた時、このままではまずいと素直に感じました。そして、少しずつ勉強をはじめました。 私は大学時代に一応情報系の学科にいたのですが、研究は数学系を専攻したので、C言語くらいしかプログラミング言語はやったことがなかったですし、HTMLやCSSすらほとんど触ったことがありませんでした。

そこで、とにかく何か始めようと思い、まずRails Tutorialをはじめました。全章終わらせるのに、おそらく約4ヶ月かかったと思います。そこでHTMLやCSSJavaScript、Git、などの基本的な知識の大切さをしり、それらの基礎をDotinstallで学び尽くし、現在はUdemyでフロントエンド系のweb開発講座を購入して学習をしています。はじめた当時はSPAなんて単語、聞いたこともない、なんてレベルでしたが、コツコツ続けてようやく今ReactでCSSフレームワークを使って簡単なサンプルアプリを作成できるまでになりました。(正直、Twitterで見かける他の駆け出しエンジニア系の方々とは比較にならないほどまだまだしょぼい実力だと思いますが。)

これらの学習をやっている途中で、Cocos2DやUnityなどのゲームエンジン系にも興味が湧き、数ヶ月かけて個人のゲームを作成できるくらいまで学習した時期があったので、その寄り道を除いて1年足らずで今の場所まで来た感じです。元々勉強の要領はいい方ではないので、遅い方だとは思いますが、やっていて損はなかったと思っています。

これからのこと

これまで、学習ばかり優先してブログやSNSに力を入れてこれませんでした。そういうのは使用頻度が低かったので、あまり得意な方ではなく、無意識に避けてたんです。ですが、ここまでやったからには、という気持ちもあり、ようやくQiitaへの記事投稿や、当ブログも始めることを決意しました。これからは定期的に更新して、更なる高みを目指して努力するつもりです。

最後に

ブログは初めて書いたので、ほとんど内容にまとまりがないものになってしまったと思いますが、全て私の率直な気持ちを書き記しました。
日本で働く皆さん、この国には、暇すぎて恐怖を感じる職場というものが存在するのです。一般的な空間から断絶されて、蛸壺化した空間に押し込められ、いいように使われるだけの場所で踏ん張っている人が(多分)私以外にもいます(たくさんいそうな気がする...)。もし、この記事を読まれた方で、そうした環境を変える力をお持ちの方は、どうか、もっと伸び伸びと若者が働ける場所を作って行って欲しいです。もちろん、自分もそのために自分を磨き、力をつけ、もっと伸び伸びと、生き生きと働ける空間を作っていきたいと思っています。